「なごエコ」定例会も7回を迎え、SDGsという言葉をメディアや日常会話の中で頻繁に聞かれるようになりました。今回は、社員教育や企業でのコンサルや地域に密着した企業の方から、個人事業主として幅広くサスティナブルな活動を行っている方が集い、熱い交流会となりました。
2021年 3月25日(木)開催 第7回定例会リポート
特別講演
▼SDGsと人財育成
深田英揮さん/一般社団法人SDGs Actionplan Lab
10分間個別スピーチ
■CleanとBeautyを通して社会に貢献する~サスティナブルな暮らしのご提案~
梅澤ルミ子さん/結日(ゆうひ)
■命を守るための備えを地域ぐるみで
宇野達郎さん/株式会社真照 営業部
懇親会
特別講演
SDGsと人財育成
■講師プロフィル
一般社団法人SDGs Actionplan Lab 深田英揮さん
一般社団法人SDGs Actionplan Lab(エスディジーズアクションプランラボ)SDGsによる企業部ランディングや社員教育セミナーをはじめ、自治体でのワークショップなどを開催。「SDGs地方創生ゲーム」は楽しみながら理解できると評判
▼https://www.n-kd.jp/
SDGsと人財育成
■SDGsをもっと身近に
「SDGs」という言葉が、日常生活の中で、頻繁に聞かれるようになりました。SDGs Action Labでも、企業や自治体、大学生向けなどに、SDGs(持続可能な開発目標)に関するコンサルタントやワークショップ、講演などを数多く開催しています。
一般の人々にとっても関心の高いSDGsですが、その実態はなかなか理解が難しいため、深田さんは、17目標と169のターゲットをわかりやすく、楽しみながらできるよう「SDGs地方創生ゲーム」として、ワークショップやセミナーを各地で開催。SDGsによる企業ブランディングや社員教育セミナー、自治体でのワークショップなどで、より身近に感じてもらおうとしています。
■大学のカリキュラムとしても採択
2030年の目標までには、企業3000社、学生15万人、自治体500ヶ所との連携を目指しているそうです。
2021年度には、名古屋経済大学1~3年生のカリキュラムに採択されるなど、大学や高校の授業でも扱うようになり、大きな広がりを見せています。社会課題解決とひと言にいっても多岐に渡りますが、学生には地域に還元、貢献できる課題等を考えてもらい、そこから大学内の緑化に間伐材を使用するなどのアイディアも生まれているそうです。
■日本のしつけSDGs
日本は古くから「物を大切にする」「残さず食べる」など、家庭や地域内でしつけを大事にしてきました。深田さんはその教えもSDGsにも通じていると話されています。将来を担う若者たちが、SDGsを身近なところから理解し、持続可能な社会を早くから思考していくことは、より良い未来を作る一歩につながることでしょう。
10分間個別スピーチ
出席者が語る「私たちが行っている取り組み」
CleanとBeautyを通して~サスティナブルな暮らしのご提案~
長年、美容業界で働いてきましたが、清潔やキレイでいることの大切さに気づき、清掃業を始めました。清掃には薬剤ではなく、ノンケミカルの除菌スプレーなど環境に配慮した商品を使用しています。また、世界で起きている貧困問題や環境問題などにも向き合い、暮らしやすい社会のお手伝いをしたいと、持続可能な商品を販売しています。ネパールで採れる木の実(日本ではむくろじ)を使用した天然素材100%のナチュラルでエコな洗剤です。今後は、「自然に寄り添った商品や生活に関心のある方と共同開発をしていきたいと考えています。
■結日(ゆうひ) 梅澤ルミ子さん
命を守るための備えを地域ぐるみで、安全安心を作ります
安心、安全を維持し、家族を守るための防犯機器や防災用品を販売しています。近年、災害が多い中、避難所用の段ボールのパーテーションや3種のパーツだけでできるベッドやスツールなどのオリジナル商品の製造をしています。再利用から生まれた段ボールは自分たちで簡単に組み立てられ、避難所でのスペースづくりなどに活躍しています。防災を中心としたCSR活動を企業に推進していくことで、地域ぐるみで防災に強いまちづくりを目指していきたいです。
■株式会社真照 宇野達郎さん
★次回の「なごエコ」定例会は4月22日(木)16:00より開催予定
お申込みは、こちらから
https://nagoeco.jp/?p=571