9月25日(土)に、なごエコイベント「ロスになってしまう花を瓶詰めのドライフラワーに!」が開催されました。
会場は、地下鉄伏見駅から徒歩5分の中日メディアブレーンの会議室。花が好きな20代から80代の女性29人が参加しました。
今回のイベントは、廃棄される花で瓶詰のドライフラワーアレンジメントを作るワークショップ。講師は、豊川市のドライフラワー専門店merry_go_roundの堀祐次郎さんです。堀さんは廃棄される花からドライフラワーをつくり、販売しています。
生花からドライフラワーをつくる
ドライフラワーを作る4つの方法について、メリットとデメリットを一覧表にしてみました。
作り方 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
ハンギング法 | 逆さまにして吊るす | 自然で綺麗な形になりやすい | 湿度に左右される、色がくすみやすい、時間がかかる |
シリカゲル法 | 乾燥材(シリカゲル)を使って乾燥 | 綺麗な色が残りやすい | 費用がかかる、押しつぶされた形になる |
ドライインウォーター法 | 花を挿してある花瓶の水を少量にして徐々に乾燥 | 鑑賞しながらドライにできる | 時間がかかる 首が垂れ下がった形になりやすい |
グリセリン法 | 花にグリセリンを吸わせて水分を抜く | 綺麗な色や形が残りやすい、水分量が多めな花でもドライフラワーにできる | 費用がかかる、道具の用意など手間がかかる |
それぞれ長所・短所があって、花によっては向き不向きがあることも。自分がドライフラワーにしたい花によって作り方を選ぶと良いでしょう。
ドライフラワーを上手に作るための3条件
- 風通しが良い
- 直射日光が当たらない
- 湿度が高くない
廃棄生花から作ったドライフラワーでアレンジメント
講師の堀さんは、10~20代で近親者を亡くし、生きたい命を永らえさせたいと切に願うようになりました。「モノの命を永く、そして美しく」をテーマに、規格外などで廃棄されるはずの生花を使ったドライフラワーの事業を行っています。
この日は、スプレーバラ、千日紅、紅花、エリンジウム、ハイブリッドスターチス、カスミソウ、アスパラガス、レザーファン、レモンリーフなど色とりどりのドライフラワーから自分の好みの花を選び、メインの花を決めてその周りに花や葉をらせん状に組み合わせてミニブーケ状に束ね、瓶の中に入れました。
最後に、リボンやカードなどでラッピングをしたら完成です。
花を選んだり、組み合わせを考えたりする参加者からは笑顔がこぼれ、花に癒されながらロスフラワーについて考えるイベントになりました。
参加者の声
・生花からドライフラワーにする方法が分かった(50代・60代・70代)
・ロスフラワーの存在を初めて知った(70代)
・イベントがなく花が使われないことは知っていたが、規格外で花が廃棄されていることは知らなかった(60代)
・廃棄される花を有効に使うことができてよかった(50代)
・色とりどりのドライフラワーから自分で好みの花を選べて楽しかった(40代・50代)
今回のSDGs・17の目標はこれ! →
協力
▼Shop merry_go_round
拠点/愛知県豊川市(全国各地でイベント、アート活動を行っておりますのでお問い合わせください)
公式HP/https://hurey.amebaownd.com/
▼主催 Nagoya Eco Club(ナゴヤエコクラブ/通称:なごエコ)
https://nagoeco.jp/